ブロガーのナガシマナツミ(@ngsmntm)です。
6月10日に高知県大豊町で開催された、ぼりさん(@borilog)とユキガオさん(@yukigao_22)が主催する『見て触れて食べてもらえる展示会 in 高知』に参加させて頂きました。
このページの目次
ぼりさんとユキガオさん

出典元:ぼりログ

出典元:スキ、はじめました。
今回のイベントで初めて会うことになる、主催者のぼりさんとユキガオさん。
ぼりさんは板前、ユキガオさんは陶芸家という肩書きを持つ傍ら、わたしと同じブロガーとして活動されています。
今回のイベントは、ぼりさんの「美味しい食事を楽しみながら味わってもらいたい」という想い、ユキガオさんの「食器へと通して改めて食事と向き合ってもらいたい」という想い、そんなおふたりの熱い想いから始まったクラウドファンディングのリターンとして行われたイベントです。
クラウドファンディングとは、「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」といったアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、専用のインターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める方法です!
引用:https://a-port.asahi.com/guide/
見て触れて食べてもらえる展示会 in 高知
イベント会場は高知県大豊町「小川食堂」

イベント会場は、高知県。市内から電車で1時間離れた、自然溢れる田舎の大豊町にある「小川食堂」で行われました。
食欲をそそる美味しそうな匂いを漂わせながらキッチンに立つぼりさんと、可愛い笑顔で迎えてくれたユキガオさん。ふたりに会えた時、初めましてなのに以前から知っているかのような不思議な気持ちになりました。
集まった人数は20人超。みんながぼりさんとユキガオさんを応援してここに集まりました。
高知に住む人たちももちろんたくさん来ていたけど、県外から来た人もたくさん!ブログとは一切関係ない人まで来ていて、なんだかとてもほっこりしました。
ユキガオさんの想いが詰まった素敵な器たち

手作りだからこそ感じるものって、やっぱりあるんだなと思いました。ここにある器ひとつひとつがユキガオさんの手で作られ、柄もひとつひとつユキガオさんが書いた。
どんな想いを込めながら、ひとつの作品を作るのにどれくらいの時間がかかるんだろう…?
そんな、普段考えないようなことを考えていました。
今度、ユキガオさんが住む京都を訪れた時は、ユキガオさんが陶芸をする姿を見にいきたいです!

わたしの思うままに、ユキガオさんの器にぼりさんの料理を盛り付けました。(なかなかセンスがあると思ってる←)
器を意識して盛り付けることによって、目の前にある料理をとても美しく感じました。
正直、今まで器のことを気にしたことなんてありません。どちらかというとわたしはズボラなので、とりあえず食べ物をささっと盛れて、簡単に洗えるワンプレート派。お味噌汁はマグカップでいいや、みたいなタイプでした。
しかし、器に対して熱い想いを持つユキガオさんのことを知ってユキガオさんが作った器で食べる食事は、とても暖かいものでした。
私たちが日々繰り返す食事。
何を食べるかももちろん大事ですが、どういう食器を使って、どういう姿勢で食事と向き合うかはもっと大事だと思うんです。
丁寧に作ったものを、特別な食器で食べる。そんな当たり前のことが、日々の生活を豊かにしてくれます。(クラウドファンディングのプロジェクトページからユキガオさんの言葉を抜粋)
ユキガオさんの想いがしっかりわたしにも届きました!
これから毎日続く食事の時間を、もっと大切にしていきます。
ぼりさんとその土地の想いが詰まった美味しいご飯

とても楽しみにしていたぼりさんの料理。
今回の献立は以下の通り。
- 白ご飯(3種の「ひとめぼれ」をブレンドした「ひとめぼれ」)
- 鯛のあら汁(潮汁)
- 豚の塩角煮大根
- 鰹の藁焼き(体験調理)
- 持ち込み野菜の天ぷら(体験調理)
- えんたくさん家のだしまきたまご(情熱のロベルト)(体験調理)
- 蓮根きんぴら
- えんたくさん家の韮(ニラ)辛子酢味噌和え
- 高木さんのクッキー(手土産)
持ち込み野菜の天ぷらが特に温かみを感じました。その土地ならではの食材と、その土地の愛が詰まった食材。都会では味わうことのできないものでした。
その他全ての料理がとても美味しかったのですが、その料理の美味しさを引き立たせてくれたのがお米です。
今回3種の「ひとめぼれ」をブレンドしたぼりさんこだわりのお米だったのですが、この味は最上級に美味しいお米ではないとのこと。おかずの美味しさを邪魔しないくらいのほどよい味に仕上げたそうです。
ぼりさんが今回のイベントをとても大切にしていたんだなと思ったし、わたしたち参加者への気遣いがとても嬉しかったです。
「飽食」と言われるこの時代。おいしいものも飲食店も溢れています。
その中でぼくがこれから先も大切にしていきたいのが、「楽しく食べられる食事」です。板前という職業を続けてきた中で、ぼく自身「おいしいもの」をそれなりに食べてきたと自負しています。その上でぼくが今までで一番美味しいと感じたのは、小さい頃に友人家族で登山をして、頂上についたときにヘトヘトの状態で食べた「カントリーマアム」です。
山のおいしい空気の中、絶景を前にみんなで食べたあの味を忘れることはないでしょう。
高級であること、それは「美味しい」とか「幸せ」って感じる瞬間にとって、必須ではないということ。
それよりも、食事を摂るその環境が大切なんだということを身を持って体験しました。(クラウドファンディングのプロジェクトページからぼりさんの言葉を抜粋)
今回の食事会で食べたお料理はとても美味しかったです。でもきっと、世界中もっと美味しいものは溢れているんだと思います。
でも確かにこの食事会は、とても楽しくて美味しくて幸せを感じることができる食事会でした。
最近はわたしもひとりで摂る食事が多いです。その中でもそれなりに美味しいと感じることができるけど、今回感じたものとは次元が違うものでした。
笑顔で楽しいく食べることのできたこの食事会は、わたしにとってとても心に残る素晴らしい時間でした。
素敵な器と美味しいお料理、かけがえのない出会いをありがとう。

今回このイベントのために高知を訪れましたが、実はそれ以外にもわたしにとって大きなことがありました。
この高知・嶺北(れいほく)地区という山奥での暮らしを知ることができ、そしてそのことにより改めて考えさせられることがありわたしの価値観やこれからの選択肢に大きく影響しました。
このイベントがなければ、わたしはきっと高知に来ることはありませんでした。
このイベントがあったからこそわたしは高知に来て、この土地での生活に触れることができ、たくさんの人たちに出会い、いろんなことを考えることができた。
高知にこれてよかった。
素敵な器と美味しいお料理、そしてかけがえのない出会い。全てがぼりさんとユキガオさんのおけげです。本当にありがとうございました!
これからもぼりさんとユキガオさんのことは応援していくし、今回繋がったたくさん縁を大事にしていきたい。
ぼりさんもユキガオさんも最後まで「ありがとう」と言ってくれたけど、わたしの方こそ「ありがとう」。
全ての「食事会」リターンが終了しました。
ユキガオさんのレポート記事:その土地の良さを120%味わう、という贅沢な時間【高知食事会レポ】